明日の足跡
もうこの街にもお別れ また新しい場所へ
詰め込んでいく荷物から 一枚の写真がひらり
誰もこっちを向いていないけど みんなで笑ってる
この不意打ちの瞬間は 今もはっきり覚えている
街の喧騒 風の音色 あの日の君の笑い声が
新しい一歩 踏み出す僕の 背中を押してくれるように
今頭の中を駆け巡る
あの光を目指して真っ直ぐに
歩いてきたつもりでも
振り返れば笑ってしまうほどに
曲がりくねった道のり
また大きさの違う足跡が
ひとつふたつ増えながら
これからも何かとあるだろうけど
未来を踏み荒らしていこう
押入れの隅のダンボールには
誰も知らないバンドスコア
13番の番号札 君が僕にくれた言葉
他の誰かには意味のないものばかりをまた大切に
ダンボールに仕舞い直して
流れる時を眺めていた
懐かしい映像 空は茜色 少しは大人になれたのかな
今度は僕がどこかで君のその手を引いてやれるように
今は一歩でも前に進むのさ
何かもが嫌で逃げ出した
そんな夜もあったけど
振り返ればそれも この場所に
辿り着くための道のり
また大きさの違う足跡が
ひとつふたつ増える度
歩いて良かったと思えるような
そんな日が待っているから
あの光を目指して真っ直ぐに
歩いてきたつもりでも
振り返れば笑ってしまうほどに
曲がりくねった道のり
また大きさの違う足跡が
ひとつふたつ増えながら
これからも何かとあるだろうけど
未来を踏み荒らしていこう
生きていて良かったと思えるような
そんな日が待っているから
小さな星空
小さな窓から見える星がひとつ
またひとつと消えて真っ暗になった
今日も一日が終わる これが僕の星空
あの星の人は いつも決まって
煙草をふかしては 空を見上げる
今日はどんな一日を 過ごしたのかな
また眠れないまま 夜が終わってく
日々の間を漂って
いつの間にか小さな星空を奪った
真っ黒なビルを見上げる
二つの影が 笑いあったり
争いあったり 抱きしめ合ったり
やがて小さな影が増える
幸せのメリーが回る
いつか君と見ていた 空はもう見えない
この身を乗り出してみても
あのビルの向こうに あるはずの空を
もう一度探しにいこう
また眠れないまま 夜が終わってく
日々の間を漂って
いつかまた君と手を繋げる日々を
今もまだ夢に見てる
小さな窓から見える星がひとつ
まだ暗い空に灯をともす
今日も一日が始まる これが僕の星空
シガレット
君が煙草の煙が苦手だったから
煙草をやめられた事
一緒にいた時間が長過ぎたせいで
もう忘れていた
昨日まで君がいた部屋に 独りで
空き缶を灰皿にして
真っ白な壁紙が 思い出と一緒に
黄ばんでいく
カーテンを開けよう 雲ひとつない青空だよ
射し込む光に 眩しそうに笑う君は いない
長い夢が醒めた様に
当たり前の様に火を付けた だけど
吸い込んだ煙で クラクラして
頬をつねられた気分だ
昔の仲間には手持ち無沙汰なその様を
馬鹿にされたなぁ
今はやさぐれたその姿が似合わないと
また笑われてる
突然の終わりを 受け入れる事なんて出来ずに
君のせいにして 情けなく生きる僕を
ゆるして
長い夢が醒めた様に
君と出会う前の僕がいる だけど
口の中に広がる苦味は
初めて味わうものだった
長い夢が醒めた様に
当たり前の様に火を付けた だけど
吸い込んだ煙で クラクラして
頬をつねられた気分だ
どうかもう一度 僕を叱って
君に会いたい
居場所
僕はね ずっと 君の居心地のいい
居場所でありたいといつも
思っていたんだよ
君がね ずっと 僕の居心地のいい
居場所であって欲しいといつも
思っていたんだよ
でも、それはね きっと
実は愛人みたいな事で
僕らが目指すべき居場所じゃないと
思ってしまったんだ
僕はね きっと
居心地のいいものじゃなくたって
君の隣を選ぶと思うんだよ
僕はね ずっと 君が笑顔でいれる
『場所』を探すばかりで 君を見失っていたんだ
僕らは きっと
居心地のいいものじゃなくたって
ふたりなら 笑えると思うんだよ
ウィークエンドな週末を
いつもの休日よりもちょい早い
まだ眠そうな君を横目に
秘密にしてた休みのプランを 密かに始める
もう少し寝かしてよと 不機嫌そうな君の顔が
数時間後には 晴れ渡る事を思い浮かべて
僕は笑いを堪えきれずにいる
昨日の夜君がこぼした 愚痴と涙は
ベランダの花が飲み干してくれたみたいだからさ
たまには いつもと違う雰囲気でキメて
君の隣を誇らしげに歩かせて
今日は地球を離れて歩こう 君とふたりで
ウィークエンドな週末を
君はきっと考えるはずさ
今日は何の記念日だったっけ
いくら考えてもその答えは
出ることはないのさ
いつも直向きに頑張って
笑って泣いて忙しい君だから
こんな一日を贈ろうと思ったのさ
いつもの様に君が笑う ただそれだけの事で
僕の未来は明るいと思えたのさ
何も知らない君はいつも通り
いや、いつも以上に 何よりも綺麗だ
今日は時計を外して踊ろう 君とふたりで
ウィークエンドな週末を
何でもない毎日を 特別なものにしてくれる君に
ささやかながら 恥ずかしながら 今日は君に伝えたい
たまには いつもと違う雰囲気でキメて
君の隣を誇らしげに歩かせて
今日は地球を離れて歩こう 君とふたりで
ウィークエンドな週末を
ニューライフ
優しい顔をしたり 陰口ばかり言ったり
大きな夢を語ったり 言い訳ばかりしたり
色んな自分が こんな小さな体に
入っている 入っている でも名前はひとつ
嫌いな自分がいる 嫌いな自分がいるのに
好きになって欲しい人がいる
そう思えたのなら
ア ハッピーニューライフ
ア ハッピーニューライフ
捨てるでも取り消すでも殺すでもなく
過去の自分も愛して始める ニューライフ
時々傷付けたりしてしまうけど
あなたを想っている 愛している
その心に嘘はない
そばにいてほしい人がいる
守りたい時間がある
ずっと続いていてほしい日々がある
そう思えた時から
ア ハッピーニューライフ
ア ハッピーニューライフ
逃げるでも演じるでも作るでもなく
今の自分を認めて始める ニューライフ
小さく千切った 写真のひとひら
分け合いながら生きていく
大丈夫 新しい自分へ
今日のこのシーンもまたいつかひとつに
ア ハッピーニューライフ...
ア ハッピーニューライフ
ア ハッピーニューライフ
捨てるでも取り消すでも殺すでもなく
過去の自分も 愛して始める ニューライフ
過去の自分も 愛して始める ニューライフ
祈り
僕よりも あなたよりも
幸せな人なんて いくらでもいるのだろう
僕よりも あなたよりも
不幸せな人なんて いくらでもいるのだろうけど
小さなこの部屋で
大袈裟に一喜一憂出来る 何気ない時間が
何よりも大切に思える
今日もこの世界に 何事もない終わりが
訪れる様にと ただ願うのは
今日という一日に 疲れ果て 目を閉じた
あなたを想えばこその 祈り
生まれ変わったその時は
今僕らの距離は こんな小さなテーブルひとつ程しかないのに
伝えたかった想いも 伝えられないまま
君は僕の手の届かない所へ
僕が描く幸せは 結局僕のものでしかないと
思ったんだ
生まれ変わったら 何から話そうか
生まれ変わっても きっと君が好きだ
きっともう会えないから 君に伝えたくて
それはもう 今日しかないのに
テーブルの向こうで そんな事も知らずに
幸せそうに話す 君を見て
僕が描く幸せは 君の涙の向こうにしかないと
分かったんだ
生まれ変わったら 伝えられるかな
生まれ変わっても 君に会えるかな
僕が描く幸せは 結局僕のものでしかないと
そう思ったんだ
生まれ変わったら 君を抱きしめて
生まれ変わったら 全て伝えたい
生まれ変わったら 何から話そうか
生まれ変わっても ずっと君が好きだ
空へ、そして星になれ
今はあなたの隣 明日は遠い空の下
今はあなたとふたり 明日は知らない人の波
旅立つ僕の弱々しい 背中押してくれた
あなただから
この歌声を 空に放り投げて
やがて星になり あなたを見守るように
例え頼りない 微かな光だとしても
月にはなれないから ささやかな光をあなたに
優しい時に包まれたのは
きっとあなたがいたから
今では ひどく冷たい
時計の針が 胸に突き刺さる
あなたも聴き慣れた このギター
弾く度 あなたの声が 聞こえる
この街の空は 少し汚くて
何も見えないけど きっとそこにあるよね
信じられないけど 同じ空の下なんだよ
あなたには見えますか?あの日はなかったその星が
やがて消えてゆく 光だとしても
あなたが僕を忘れる その日までは
いつまでもこの歌を 空に放り投げて
やがて星になり あなたを見守るように
例え頼りない 微かな光だとしても
月にはなれないから 精一杯の光をあなたに
サイン
難しい事じゃない 僕らは僕らより
大切なもの 見つけただけさ
ふざけて描いた この壁の隅の落書きは
大袈裟な程に 誇らしげで
まるで違う方へ歩いても
いつか同じ場所で出会えるさ
まるで違う歩幅で歩いても
必ずどこかで また巡り会えるさ
君とすれ違っても 気付かないまま
通り過ぎてしまう そんな街の中で
支えてくれるのは あの壁の隅の落書きに
添えて書かれた 君の名前
まるで違う道を歩いても
実は同じ道の上にいる
例え目には映らなくても
こうして君を感じているから
ふざけて描いた この壁の隅の落書きは
綺麗に塗り替えられて 消えてしまって
まるで違う方へ歩いても
いつか同じ場所で出会えるさ
例え目には映らなくても
こうしてあの日を感じているから
月灯りの帰り道 (特典CD収録)
街灯の灯りだけが照らす帰り道に
お前と過ごした時間が巡っとってさ
下を向いて それを眺めてたら
いつの間にか 家も通り過ぎて
こんな所まで歩いていた
誰にもバレないように 忘れ物でもしたように
踵を返して 家へと急いだ
いつも遠くから見守ってくれとる
逆に俺もここから 見守っときたい
振り返ると 涙が出そうやけん
今日は 思い出話はせんどこう
お前にはバレないように お互い いつも通り
バカにしあって 生きていよう
いつも遠くから見守ってくれとる
逆に俺もここから 見守っときたい
振り返ると 涙が出そうやけん
今日は 思い出話はせんどこう